子の止まらない「ねぇねぇ」にできること
たまには静かな湖へ行きたい
「ねぇ」
子がいる親なら大いに共感してくれると思うが、一日にこれ何回言われてるだろう。
「ねぇこれ見て」
「ねぇねぇこれ何?」
「ねぇこれどういう意味?」
「ねぇ夕飯何?魚?ええ〜……(嫌そうな声)」
トリビアの泉という番組があったな。
豆知識を見て、へぇと思ったら、「へぇボタン」(押すと、へぇ〜という声が出る奇怪なボタンだ)を押す。
ゲストは1人20回まで押せる。
子の「ねぇ」はあまりに多い。
いっそ面白くなって、頭の中で「へぇボタン」のように数えてみる。
10ねぇ……
20ねぇ突破……
うむ、今日は22ねぇ。
金のメロンパン入れをプレゼント。
無視するわけにはいかない。
ただ、洗い物をしていると聞こえない。
スマホを見ていて、よく聞いていない時もある。
そういう時は適当に返事をするのだが、子は親の適当に厳しい。鋭く見抜き糾弾してくる。
「今適当に返事したでしょう」……ハイ、すいません。
親としてはいささか面倒に感じるが、これは子の成長の証だ。
赤子だった我が子がほら、こんなにも世界に疑問を持てるようになったのですよ。
疑問を感じて解決するのは大切らしい。何かの育児書にもそう書いてあった気がする。
これからも子の「ねぇ」には真摯でいたい。
そんな親にみんなでなっていこうよ。
………
うそである。
そんなことビタ一文たりとも考えていない。
子の「ねぇ」があまりに多いから愚痴を書きたくなったのだ。
雨の日の休日はどうだ。
家でずっと、ねぇねぇねぇねぇだ。
わかったわかった、しまじろうの話はもはや全て覚えている。
静かな湖の畔に行きたい。
そこでチャイラテを飲むのさ。



